県産材(無垢材)の利点

県産材(無垢材)の利点

『ムクノキとはどんな木ですか?』

答えは、無垢とは純粋無垢の意味で、合板等を用いた「張り物」でない木の事です。最近では、一般住宅の和室の化粧柱には、集成材が用いられています。集成材とは、2~3CMの厚さの板木を接着剤で張り合わせて表面に木の皮を施して1本の柱のように見せたものです。集成材は断面でも見ない限り素人には無垢なのか集成材なのか見分けがつきません。

『集成材と無垢材の比較』

集成材は寸法に狂いが少なく規格どおりに出来ているので施工しやすいと言う利点があります。圧縮強度についても無垢に劣りません。しかし、無垢材は年数が経てば経つほど強度が増し、驚異的な耐久性を発揮します。集成材は衰える事は有りませんが現状の強度を保ちます。

『香り』

無垢材は木のほのかな香りをだしますが、集成材は見かけは木目ですが、芯が松や米つがで接着しているので香りはありません。

無垢材は常に呼吸している事はご存知でしょうか?』

湿度の多い日は水分を吸収し逆に乾燥している時は水分を放出して湿度を一定に保とうとします。具体的に、杉柱一本でビール大瓶2本程の水分を含みます。この内0.5~1本分が外気の湿度によって自由に出入りします。無垢材はこのエアコン機能が備わっています。

以上の事を踏まえて、当社は窓枠、出入建具枠など無垢の杉材を使用しております(他社におかれては、ほとんどが既製枠を使用しております)